2017.08.19

イングリッシュ・コンサーティーナ

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イングリッシュ・コンサーティーナ
1855年3月8日/ホイットストーン(ロンドン)


 今年の夏、オリジナルのイングリッシュ・コンサーティーナ(とケース)を入手しました。修復や調整は可能な限りオリジナルを尊重したもので、補強等は行っていません。


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 キーは48個、現在は金属製が多いですが、この楽器は象牙製。キー表面のアルファベットは音名のようです。


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 ベロー(蛇腹)。入手時は幾つか破損していたのですが、綺麗に修復されています。この楽器はアイルランドの工房で修復・調整されました。


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 楽器右側面にはメーカーの銘が、左側面にはシリアルが記載されています。当時の帳簿が現存しており、このシリアルから製作年代が判別できます。なお、シリアルと製作年代についてはTwitterユーザーのくろやぎ様にご教示いただきました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。


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 ケースに収納した状態。ケースも楽器に付属していたオリジナルで、鍵が掛けられるようになっています(オリジナルの鍵は失われていたので、アンティークで合うものを入手して頂きました)。

 コンサーティーナというとアイリッシュ音楽を連想しますが、イングリッシュ・コンサーティーナは所謂クラシック音楽の楽器で、レゴンディやモリークなどがソロやアンサンブル作品を書いています。コンサーティーナは以前から興味がある楽器でしたが、オリジナルの楽器が入手できる事が分かり、この度入手をしました。

 今は当時の教則本(ホイットストーン出版)を探しつつ、研究書を参考にして楽器に遊んでもらっています。オリジナル楽器は曲を弾かなくても楽しいので、弾いているだけでとても幸せな気分になります。
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