2017.05.21

5キークラリネット(C管)

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5キークラリネット(C管)
1780~1790年代/グールディング(ロンドン)
※マウスピースは同時代ロンドンのウッド製


去年の秋にドイツ製ストラディヴァリラベルのアーリーヴァイオリンと一緒に入手しました(もっとも、先日イギリス製のアーリーヴァイオリンを入手するために手放しましたが)。18世紀イギリスのクラリネットです。この種の楽器は古典クラリネットとかクラシカルクラリネットと呼ばれる事が多いですが、19世紀においても吹かれていたので、私はアーリークラリネットもしくは5キーC管クラリネットと呼んでいます。

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キーは全部で5つのC管(最低音がC)です。C管のクラリネットはフルートなど別の楽器の曲を吹く時に便利な事もあり、大変好まれたようです。

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マウスピースは後にグールディングのビジネスパートナーとなるウッド製で、こちらもオリジナル。リードは上向きにつけていますが、当時は上向きで吹かれた事もよくありました。

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クラリネットはフルートと同様に愛好家に大変好まれた楽器で、教則本も出版されています。また、現在入手できる研究書としては、A.Rice著The Clarinet in the Classical Periodがあります。

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同時代イギリスのメツラーのワンキーフルートと一緒に。もしかしたら、この二つの楽器は18世紀か19世紀のロンドンで出会っていたのかも知れませんね。

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