2016.11.23

イングリッシュギター

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イングリッシュギター
1770年頃/トンプソン(ロンドン)

 今年の8月にお迎えした楽器です。イングリッシュギターは18世紀後半のイギリスで大流行した6コースの楽器でシターンの一種。シターンと同様に金属弦ですが、こちらは鳥の羽軸のプレクトラムではなく、指で弾きます。

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 ヘッドは美しいな装飾が施されています。イングリッシュギターは以前から非常に興味があった楽器で、今回楽器用の貯金を叩いて思い切って入手しました。とても甘美な音色の素晴らしく、弾いていてすごく楽しい楽器です。T先生曰く「黒羊さんにはイングリッシュギターが合っていると思う」と言っていましたが、確かに、この楽器ほど自分にあった楽器は無いな、と思いました。

 イングリッシュギターのレパートリーは広く、ジェミニアーニやJ.C.バッハ、シュトラウベなど、多くの音楽家がソロや二重奏、室内楽作品を書きました。また、天王星の発見で知られる天文学者であり音楽家でもあるハーシェルも弾いた楽器で、作品も書いたと言われます(今のところ現存せず)。教則本も相当な数が残っており、私はT先生のテキストと、カヒューザックの教則本で弾いています。

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 ローズのい部分は象牙で、黒い部分は黒壇です。演奏は恐らく撥弦楽器の中で最も容易で、撥弦楽器の経験が無い人でも弾けます(実際、リュートやギターを弾いた事が無い方が、それはそれは楽しそうに教則本の曲を弾いているのを目の当たりにしました)。

 この楽器との出会いで、これまで以上にリュートへの取り組み方を考え直すと共に、楽器は絶対にオリジナルか、それに最も近いレプリカでなければならないと、より強く思うようになりました。

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Posted at 07:42 | 楽器 | COM(2) | TB(0) |
2016.11.13

ホームページ休止のお知らせ

 ホームページ「リュートの飾り棚」を暫く休止する事にしました。

 これまで、11コースリュートについての歴史的に正しい(と思われる)ことをご紹介してきましたが、単純に「11コースリュート」という括りだけで全ての地域や音楽を一絡げに扱うのは乱暴であり、もっと扱う範囲を限定する必要性を強く感じました。

 また、音楽において現在は11コースリュートだけが主な関心ではなく、他の楽器や音楽について個人的に書きたいという欲求を強く感じるようになりました。

 ホームページの形をどのようなものにするかはまだ固まってはいませんが、来年の春か夏頃を目標に、自分の関心がある事柄であり、且つ、いち愛好家が扱うには大きすぎないような内容のホームページにしたいと考えています。

Posted at 10:10 | お知らせ | COM(0) | TB(0) |