2014.10.29

うとうと

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暖かいとウトウトするよね。

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Posted at 23:49 | ゆうちゃ | COM(8) | TB(0) |
2014.10.29

トンネル2号

 先月買ったトンネルのオモチャが壊れたので買い換えました。

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 今度はどれくらい持つかな?

Posted at 22:14 | ゆうちゃ | COM(0) | TB(0) |
2014.10.18

ありすという名の子 その6

一人の女が、日傘をくるりくるりと回しながら、アパートメントの一室を眺めていた。

「ヌエの奴らがいるというのはここか。随分と洒落たところじゃの」

女はゆっくりとアパートメントの方へ進んでいった。長く黒い髪が、日傘からこぼれた陽の光を受けて黒曜石のように光る。

「・・・陽の光は嫌いじゃ」

一方、彼女が目指す部屋では楽の音が辺りを柔らかく満たしていた。包帯を巻いた男は涙の形をした楽器を弾いている。彼の傍らでは、一人の紳士が6弦のチェロのような楽器を弾き、少年のような少女が、顎当ての無いヴァイオリンを弾いていた。

「ヴィオルの音にヴィオロンの音、もう一つは、初めて聴くのう」

部屋を前にした女は、目を瞑り、しばらく流れてくる音楽に耳を任せていた。やがて扉の把手を回すと鍵は掛かっていないようであった。静かに部屋へ入ると、壁に寄り掛かり、どこからか取り出した銀のキーが一つ付いた木製のフルートを吹き始めた。フルートに気付いた部屋の住人達は、初めから彼女がアンサンブルにいたかのように、演奏を続けていた。途中、ありすはにっこりとフルートの主に可愛らしく微笑みかけると、彼女はウインクで応えた。一通り演奏が終わると、ヴィオルを弾いていた紳士が女に話しかけた。

「ようこそ、潭月(たんげつ)」

少年めく少女は、包帯の男に問いかける。

「ねぇカラス、このキレイな人は誰なの?」

カラスは楽器を膝の上に寝かせ、友人の方を見遣る。

「彼女の名前は影見(かげみ)の潭月、つい最近知り合った友人です。私たちと同じく少々風変わりですが、とても瀟洒な人ですよ」

それを聞くとカラスは、思わず吹き出しそうになっていた。

「ヌエが女性を褒めるとは珍しいな」

当の潭月は、ありすとカラスを何やら繁々と見ながら呟いている。

「そこの可愛いらしい童はありすか、包帯を巻いたお前さんはカラスであろう。合っておるか?」

「私もそう思います」とヌエは同意する。

そんな会話を聞くか聞かぬか、後ろで黒猫が尻尾をゆらりと一振りした。(7/6)

Posted at 21:36 | ひとかけら | COM(0) | TB(0) |