2017.09.09

イギリスで愛好された楽器たち

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 コンサーティーナ、スパニッシュギター、イングリッシュギター、ワン・キー・フルート、フラジョレット、クラリネット、ヴァイオリン、11コースリュート※1、クラヴィコード(画像などはこちらを参照)など、いずれも18世紀~19世紀のイギリスで演奏された楽器。※2

 この他にもヴィオラ・ダ・ガンバやF管フルート、セルパン、スクエアピアノなど様々な楽器が、当時のイギリスでは弾かれたり吹かれ、各種教則本や曲集も沢山出版されました。また、また、沢山の楽器メーカーが存在し、魅力的な楽器を供給したり、フランスなどから楽器を輸入していたと言われます。

※1今日、バロックリュートと呼ばれる11コース~13コースのニ短調調弦の楽器は、18世紀に入り弾かれなくなりましたが、完全に廃れた訳ではなく、一部の愛好家などにより弾かれ続けていたようです。また、ラウシェなど18世紀中頃に製作された楽器が現存しています。

※2これらの楽器が全て同じ時代に演奏されていたわけではありません。例えば、コンサーティーナが発明されたのは19世紀の前半でした。
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Posted at 13:09 | 楽器 | COM(0) | TB(0) |
2017.08.19

イングリッシュ・コンサーティーナ

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イングリッシュ・コンサーティーナ
1855年3月8日/ホイットストーン(ロンドン)

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Posted at 14:51 | 楽器 | COM(0) | TB(0) |
2017.05.21

5キークラリネット(C管)

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5キークラリネット(C管)
1780~1790年代/グールディング(ロンドン)
※マウスピースは同時代ロンドンのウッド製

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Posted at 10:11 | 楽器 | COM(0) | TB(0) |
2016.12.29

11コースリュート(クリス・エガートン作)

昨日、新しい11コースリュートを入手しました。英国の古楽器修復家として名高いクリス・エガートン氏制作の楽器です。

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11コース・リュート
1980年代/クリス・エガートン(英国)作


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Posted at 09:28 | 楽器 | COM(6) | TB(0) |
2016.11.23

イングリッシュギター

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イングリッシュギター
1770年頃/トンプソン(ロンドン)

 今年の8月にお迎えした楽器です。イングリッシュギターは18世紀後半のイギリスで大流行した6コースの楽器でシターンの一種。シターンと同様に金属弦ですが、こちらは鳥の羽軸のプレクトラムではなく、指で弾きます。

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 ヘッドは美しいな装飾が施されています。イングリッシュギターは以前から非常に興味があった楽器で、今回楽器用の貯金を叩いて思い切って入手しました。とても甘美な音色の素晴らしく、弾いていてすごく楽しい楽器です。T先生曰く「黒羊さんにはイングリッシュギターが合っていると思う」と言っていましたが、確かに、この楽器ほど自分にあった楽器は無いな、と思いました。

 イングリッシュギターのレパートリーは広く、ジェミニアーニやJ.C.バッハ、シュトラウベなど、多くの音楽家がソロや二重奏、室内楽作品を書きました。また、天王星の発見で知られる天文学者であり音楽家でもあるハーシェルも弾いた楽器で、作品も書いたと言われます(今のところ現存せず)。教則本も相当な数が残っており、私はT先生のテキストと、カヒューザックの教則本で弾いています。

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 ローズのい部分は象牙で、黒い部分は黒壇です。演奏は恐らく撥弦楽器の中で最も容易で、撥弦楽器の経験が無い人でも弾けます(実際、リュートやギターを弾いた事が無い方が、それはそれは楽しそうに教則本の曲を弾いているのを目の当たりにしました)。

 この楽器との出会いで、これまで以上にリュートへの取り組み方を考え直すと共に、楽器は絶対にオリジナルか、それに最も近いレプリカでなければならないと、より強く思うようになりました。

Posted at 07:42 | 楽器 | COM(2) | TB(0) |